自分でやります、はい

自分でやります、はい。

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PENTAX ES

PENTAX auto110で火がついたフィルム熱

PENTAX ES(1971年発売)

 フィルムカメラ熱に火がついた、簡単に言えばそういうことです。110フィルムの現像をどこに頼もうか探している中で、やはり長い間廃れずに流通していてどこでも現像ができる35mmフィルムっていいなあと、単純にそう感じました。もちろん、本当に手軽に持ち出せてレンズまで交換できるauto110はこれからも使っていきますが、いざフィルムが切れた!というときにどこででも手に入る35mmフィルムのカメラが欲しいなと思ったわけです。

 ちょうど、PENTAX KPのキャッシュバックキャンペーンで5,000円戻ってくる予定だったので、予算5,000円で遊べないだろうかと調べることにしました。

 

完動品を安く手に入れるのは難しい

 フィルムカメラといえど、PENTAXの場合はKマウントのレンズが使えるものがあります。それなら本体を買うだけなので出費を抑えられる。当初はKマウントのフィルムカメラPENTAX MEを狙っていました。横浜の「カメラはスズキ」さんに中古機が置いてありまして、まあ予算オーバーだったので買えませんでしたが、実物もものすごくかっこよかった!

 程度は悪くなるけれど、低予算ならオークションです。MEを含めて色々と見て回っているときに目を奪われたのが、PENTAX ESの黒でした。黒いクラシックなボディで、ところどころに鮮やかなオレンジ色が使われていて、かっこいいんだけど洒落てる。そしてES以前の機種ではできなかった開放測光が可能になっています。絞り込み測光も面白そうだけど、ハンドリングがうまく行かなかった時行き詰まりたくないなと思ったんですね。ということで、開放も絞込も可能なESに目をつけました。

 レンズつきを探したのですが、びっくりするほどジャンク品が多い!レンズ付だけどミラーアップしたままですとか、シャッター速度変わりませんとか、シャッター切れませんとか。修理できるテクニックや知識、予算があればいいのですが残念ながらない。もちろんボディのみで探しても、50年近く前のカメラですからあちこち故障しているものが多く出品されています。

 特に露出計が動かないものが多いようでしたが、露出は外部の露出計(アプリとかね)でも事足りるかもしれないし、目で感じて撮っていく面白さもある。ですので露出計以外のシャッターやスピード、巻き上げ、最低限写真を撮るのに必要な部分だけは完動である個体をレンズナシで探すことにしました。

 

レンズは手堅く55mm

super takumar 1:1.8/55

 開放測光に対応したsmcスーパータクマーを探していたのですが、露出計が使えない可能性が高いし……ということで、2,300円でスーパータクマー55mmを落札。ボディより一足先に届いたんですが、驚くほど重たい!ズシッとしていますね。凄く寒い日に届いたのですが、レンズがヒエッヒエでびっくりしました。何はともあれ、もう見た目からしてかっこいい……。どうやらこの型はアトムレンズと呼ばれていて、後玉に放射性物質を含んでいるようです。抱きしめて眠ったりしなければ大丈夫とのこと。

 

PENTAX ES完動品を手に入れる

 完動品、と書かれていましたが露出計には触れていなかったので期待せず。その他はおおよそ完動状態のPENTAX ESを2,500円で落札。予算5,000円に収まりました。すぐに電池(4SR44もしくは4LR44)を購入して入れてみましたが、やはり露出計の針は動きませんでした。シャッタースピードに関しては……変動してるのかな?微妙な感じですが、数値によって差はあるように思います。

 

PENTAX ES 全体像

 

正式名称はASAHI PENTAX ELECTRO SPOTMATIC

 1971年に発売されたそうです。私が生まれていない頃ですね。重厚そうに見えて、実際重厚で、頑固さのようなものを感じるカメラですね。角ばっていてとにかくかっこいい。

 

電池ボックス

スクリューの蓋を開ける

 とても探しました。こんなところに電池ボックス発見。SR44(LR44)を4つつなぎ合わせたような電池を入れます。プラスマイナスを間違わないように、絵がついています。

 

フィルム入れ

 まだ入れていません(買っていません)。中古品ですがそんなに汚くはなっていなくて、大掃除の必要はありませんでした。

 

向かって左肩

巻き上げは手応え抜群の重さ

 左から巻き上げレバーとカウンター、シャッターボタン、シャッタースピードダイヤルです。巻き上げは良好で、カウンターもしっかり連動します。残念ながら露出計がダメだったので、シャッタースピードはバルブ、60〜1000を切り替えて使うことになります。

 

向かって右肩

調べなければ知らなかった機能

 大きなダイヤルの向こうにある小さなスイッチ、これは電池確認のためのスイッチです。ファインダーを見ながらこれを押すと、露出計の針が反応するはずなのですが、びくともしませんでした。

調べなければ分からなかった使い方

 手前の大きなダイヤル、こちらはフィルム巻き戻しレバーと露光補整、フィルム情報記録とASA(ISO)表示になります。

 横一文字の部分を持ってフィルムを巻き戻します。また、上に持ち上げればフィルム入れの扉が開きます。それすら知らなかったので、フィルム入れが開けられずにしばらく悩みました。

 露光補正は×1/2〜×4の4段。そしてEMPや電球、太陽、なぞのマークですが、こちらは撮影に影響するものではありません。フィルムが入っているかどうか、昼光用か室内用か、モノクロフィルムかの覚書です。

 ASA(ISO)はオート露出前提で設定必須ですね。フィルムのISOにダイヤルを合わせます。これもまた、どうやったらダイヤルが回るのか分からなかったんですよ。あちこち触ってやっと解明。大きなダイヤルを上に持ち上げながら回すと、ISOが変わります。20〜1600まで変更可能。

 

まずはフィルムを買うところから

 フィルムカメラですからね。フィルムがないと始まりません。今回は完全マニュアル設定で絞り込みが必要?イマイチこの辺りが分かっていないのですが、レンズのピントリングより手前のリングを回すと絞りが動くことがわかりましたので、まずはとにかく撮ってみたいと思います。

 110ではほとんど選択肢がないフィルムですが、35mmなら種類も豊富。それゆえにどれを選んだらいいのかわからないので、まず一発目は「カメラはスズキ」さんのフィルムガチャで出たフィルムを使ってみようかなぁなんて、とても行き当たりばったりなことを考えています。

 

【110】ネガの世界に色を取り戻す【フィルム】

ネガ画像の色を復元させる

PENTAX auto110 with lomography tiger

この他の作例は記事の最後に

 前回、110フィルムのネガをデジタルデータ化するのに四苦八苦した記事がこちらです。現在手元にあるのは、ネガフィルムをデジタル一眼レフカメラで撮影したRAWデータ。

doitmyself.hatenablog.com

 今回はネガ画像をポジに変換し、撮影したときの色を復元させようと思います。ソフトはLightroom6(以下Lr)のmac版を使いました。変換させたい画像をLrの「現像」モジュールで開いたところからスタート!

実際の作業

 まずは右サイドバーの中の「トーンカーブ」の直線を動かして、ネガポジを変換します。左下部分を左上に、右上部分を右下にそれぞれ動かす=直線の傾きを逆にするだけです。動かしてみます。

 トーンカーブの直線の傾きが逆になりました。ネガポジ変換はたったこれだけ。全体的に青っぽい色に変化します。大丈夫、ここから色を取り戻していきます。

 青っぽい状態はホワイトバランスが崩れている状態です。次はホワイトバランスを修正します。右サイドバーの「基本補正」にあるスポイトをクリックし、写真の中で「白」の基準としたい部分を吸い取ります。

 前回の記事で、写真の余白も必ず一緒に取り込むこと、と書きました。ようは、フィルムの中で全く感光していない部分が欲しかったのです。そしてその部分こそが「白」の基準点。私はフィルム名が書かれている側の薄い水色を吸い取るようにしています。別にどこだっていいんでしょうけど。

 青みが薄まり、赤っぽい色も見えてきました。次は画像をリサイズします。右サイドバー上部の点線で書かれた四角が画像サイズや傾きを変更するボタンですのでクリック。

 右サイドバー「切抜きと角度補正」が出てきます。鍵マークの隣、110フィルムの場合は「4×3」の縦横比になります。フィルムに合わせて変更します。あとはグリッドに合わせて角度を補正して完了(右下をクリック)。

 リサイズしたあとは、色を復元していきます。右サイドバー「トーンカーブ」の右下に小さい四角があるのでそこをクリック。そうしますとチャンネルがRGB、レッド、ブルー、グリーンと選択できるようになります。RGBは使いません。今回はまずブルーを選択してみました。

 左下の点(3)を、高さを変えずに右方向へと動かします。そうすると右サイドバー上段にあるヒストグラムの中の青い要素が左へとシフトしていきます。ある一定を越えると、左上の小さな三角が青くなりますので、青にならないギリギリのところでストップします。今度は右上の点(4)です。これも高さを変えずに左へシフトさせます。少し動かすだけでヒストグラムの右側三角が青になると思いますので、青にならないギリギリのところでストップします。

 こんな感じ、黄色になりました。続いてチャンネルをグリーンに変更し、同じように点を移動させます。今度はヒストグラムの三角が黄色になると思います。

 画像は赤くなりました。最後にチャンネルをレッドに変更し、同じ操作をします。三角形の色でストップしなくても、ヒストグラムのそれぞれの色の山が均一に広がったらストップ、というやりかたもあるようです。

 はい、このような感じでレッドまで全てのヒストグラムを整え終わるとあら不思議、思い描いていた色に近づきました。あとはもう、通常のRAW現像と同じ操作で色味や明るさなどを整えていくだけです。

 しかーし!ネガポジ変換の落とし穴があります。たとえば青みを強くしたいから青の彩度を上げると、青は動かず橙色が濃くなります。緑を濃くしたいのに茶色が濃くなったりします。明るくしたいのに暗くなったり、コントラストを強めたはずが弱まってしまったり。

 ネガポジ変換で色相を逆転させているので、色に関することほとんどが「逆」です。補色の関係に詳しい方なら悩まず済むとは思いますが、そうでない場合はこのまま色の調整を進めると混乱します。

 私は、とりあえずヒストグラムを整えたら、TIFF形式で保存しました。それをLrで開き直せば、通常の操作で色の調整が可能です。勿論JPGで書きだしてしまってLrで調整でもいいのでしょうけれど、JPGに手を加えるのはできるだけ避けたいですよね。

 左がTIFF保存後Lrで色を整えゴミも除去したもの、右がRAWだけで仕上げたものです。大雑把な補色が分かっていても、ネガポジ変換した状態で微妙なニュアンスの色を調整するのはとても難しかったです。植物の赤っぽさをもう少し綺麗に出したいのに、一体何色を弄ったらこの赤が反応するんだ……という感じで、本当に複雑。手間はかかっても一旦TIFF保存してからの調整をお勧めします。

PENTAX auto110でこんな写真

PENTAX auto110 with lomography tiger

 横浜に二度目の雪が降った翌日、近所の公園を通ったときの写真です。つけていたレンズは多分28mmだったと思うのですが……。公園の柵までしっかりと写っていたことにびっくりしました。天気が良ければ向こう側にみなとみらいが見える公園です。

PENTAX auto110 with lomography tiger

 自宅の玄関にある飾りを何気なく撮った一枚です。逆光ですが、まあ雰囲気は出ていますね。スリガラスの質感もきちんと表現できていました。レンズ不明。

PENTAX auto110 with lomography tiger

 屋根を白い雪が覆う町の景色です。一度目の雪の翌日は快晴でしたが、二度目の雪は朝も曇天のまま。カラスが二羽、マンションのアンテナで世間話をしていました。

PENTAX auto110 with lomography tiger

 椿がきれいに咲いていました。指の影が入ってしまってこれは失敗作。春に向けて花がぽつりぽつりと咲く季節がやってくるので、カメラは常に持ち歩きたいですね。auto110は本当の意味でポケットカメラなので助かります。

【110】デジタル化装置を作る【フィルム】

110フィルムをデジタル化

 110フィルムを横浜のカメスズさんで現像してきました、というのが前回の記事

doitmyself.hatenablog.com

 さて次の段階。現像したネガフィルムをデジタルデータ化してPCに取り込みたいわけです。そのためにはデジタル一眼レフカメラでRAWとして撮影したらいいよ!という先人の教えを参考に、なんちゃってフィルムスキャン設備を考えることにしました。

初号機〜なんちゃってフィルムスキャン〜

 まずどんなふうにしたいか。長いフィルムをひとつずつ切らず、撮影するごとに1コマずつ動かしていけるようにしたい。撮影は1コマずつで構わない。

 必要なものはざっと以下の通り。別にこれらに限らずなんでもいいと思う。それと、自己責任なので、フィルムに傷がついたとかなんだとかと言われても責任は負いかねます。

・白くて光を通すもの(豆腐のパックとか)

・黒い絶縁テープ(黒の油性ペンでもいいと思う)

・カッターなど

初号機はこんな感じです

 函館の親友が白い恋人を持ってきてくれたのですが、その箱の中に使われていたプラスチックのパックを2つ使用することにしました。ひとつは何も手を加えません。もうひとつはまずひっくり返し、上面に窓をあけます。フィルムの「写真」部分の高さプラス、必ず余白をすこし加えて切ってください。ネガポジ変換で使います。上面は浅い段差があります。この段差に、フィルムを通すスリット(隙間)を作ります。作るといっても、フィルムの高さぐらいに切り込みを入れるだけ。

 加工していないパックをひっくり返し、上から加工したパックをかぶせます。そしてスリットにフィルムを通してみてください。スムーズに動き、かつ窓から写真がコンニチワしていて、さらにフィルムに傷がつかなければOK。この形で裏から光を当てるわけです。

 これだけだとフィルムの外、パック部分にも光を通してしまうので、窓を塞がないように、スリットを塞がないように絶縁テープを貼り付けて遮光します。結構適当です。試作品は油性ペンで塗りつぶしましたが、問題ありません。

初号機で撮影してみよう

PENTAX KP(50mm 1/90sec f/4.5 ISO400)

 この筒ですか?じゃがりこの筒です。このとき使用したレンズは50mm単焦点。もちろん接写なんてできませんので、フィルムからの距離が結構あるんです。念のため遮光?いや、先人がね、ポスターの筒とか使ってたから……。そしてカメラの設定もまだ手探り状態のときでしたので、参考にしないでください(どんなブログだよ)。どんな写真ができるのかはまた後ほど。

初号機の問題点

「おお良き良き!じゃんじゃん撮ろうではないか!」と撮影を進め、ネガポジ変換をして出来上がった写真を見て思ったわけです。ああ、なんか、この程度なのかと……。まだ見ぬ先人たちの知恵を拝借しようとネットの波をドンブラコしていて気付きました。私の撮ったネガ写真、ちっさくない?いくらカリッカリに定評のある50mm単焦点でも、これをガツン!と拡大してしまえば影響は少なからずあるのではないか。もっと大きなサイズで撮影できたほうがいい。

 それに、拡大してみるとフィルムの一部分が微妙に浮いているように見えたり、水平が出ていない感じもありました。プラスチックのパックがかなり柔らかい素材でできていて、そもそもこんな用途に使うつもりではなかったので結構ボロボロになっていたのです。水平がでなくて当然。

 まずは初号機の問題点「水平」を解決しなければなりません。そして写真をできるだけ大きく撮影できるようにしなければなりません。

弐号機〜なんちゃってフィルムスキャン〜

 少なくとも初号機よりは水平を出したい。となると、柔らかいプラスチックパックではなくできれば箱がいい。タッパーやプラスチックのファイルボックスは白よりも透明に近いものばかりで断念。光源として暫定的にiPhone5のLEDを使っていたので、大きなものは必要ありません。しっかりとした小さめの箱はないかと家の中を探し回りました。弐号機作成に必要なものは以下。

・プラスチックパックの余り

・しっかりした箱(井筒八ツ橋本舗の「琥珀鴨川をどり」の箱を使用)

・黒い絶縁テープ

・マスキングテープ

・カッターなど

 このような感じになっています。小さめで結構硬い素材の箱なので、手荒な真似をしたり、人生を否定するような声を掛けなければ凹むことはないでしょう。中にはiPhone5を入れます。LEDライトを置いたときに明るさのムラができないような部分に初号機同様の窓を開けます。光をいい感じで遮らなければならないので、初号機に使ったプラスチックで窓を塞ぎます。

 初号機と同じようにフィルムを1コマずつずらしていけるようにしていきます。まずは窓の高さに合わせて絶縁テープを2枚切ります。これがフィルムスリットになります。もちろんそのまま貼ったらフィルムが差し込めないので、絶縁テープの粘着側同士を貼り合わせて窓の左右に設置するのがひとつの手。しかし絶縁テープの縁とフィルムがこすれることで粘着素材がフィルムに付着してしまう恐れがあります。ということで私は、絶縁テープにマスキングテープを巻きつけることにしました。こうするとフィルムと粘着素材が触れ合うことはありません(写真の縦テープがそれです)。

 上下ですが、フィルムの余白を隠してしまわない位置に同様のテープを貼りました。フィルムはわずかに湾曲しているため、それを押さえられる位置に微調整。フィルムの余白に光が通り、かつフィルムを押さえられるという微妙な位置を探してください。

撮影の前に写真の大きさについて考える

 水平が出せたところで、写真として撮影するサイズが変わらなければ、取り込んだ画像の悪さは改善できません。写真を大きく写す方法としてtamronの28-300mmの望遠側で、距離をとっての撮影を試みたのですが、三脚を使っても微妙にぶれて綺麗に撮れないんです。だんだんイライラしてくるので諦めました。

 接写できるレンズがあればねえ……。そういえばROWAのワイコンにMACROレンズついてたけど、全然使えなかったな……。ひとりでぼやきながら、そのMACROレンズを持ってきてみました。レンズ径の関係でtamron28-300mmにしか付けられないし、そもそもこれを使ってピントが合った例がない。先人たちは接写可能なレンズで至近距離からフィルムを撮影なさっているようで、あーお金がない人は低画質でお楽しみくださいかー!

 待って……ねえ、MACROレンズってそんなに近くに寄って撮るの?そんなに近づかないとだめなの?!まさかと思いつつMACROレンズでスリッパに寄ってみた……。「うわ!ちかっ!でかっ!」スリッパの繊維までくっきり見えるほど近い。いや、もちろんレンズも凄く近い。そもそもMACROレンズの使い方が間違っていたというオチでして、だったらフィルム撮影もこのレンズを使えばいいじゃないか!という結論に至りました。

弐号機で撮影してみよう

PENTAX KP(53mm 1/45sec f/9.5 ISO200) with ROWA MACRO

 かなり大きな写真として取り込むことが可能になりました。設定に関しては色々といじって撮って、いじって撮ってを繰り返した結果、絞りは9.5まで絞ってピントを明瞭にして、望遠側にしすぎず、ISOはできるだけ低くしました。それが正解なのかは分かりません。

 なんら参考になりそうもない写真で申し訳ないのですが、まあ、これぐらい近寄って撮ってます。三脚を最も低い位置に下げてカメラは下向き。フィルムは床置では遠いので、靴箱を2段重ねてその上にフィルムスキャナ弐号機を置きました。もっと大きく撮影することも可能なのですが、レンズの外側がかなり歪んでしまいます。レンズの歪みと大きさがギリギリ釣り合うのが、このサイズでした。

撮影サイズによる仕上がりの違い

 左は初号機・50mmレンズでできるだけ近寄って撮影、右は弐号機・MACROレンズで撮影、そのRAW画像を元にして仕上げました。左は妙に鮮やかな色になってますが、そうでもしないと見るに耐えないといいますか、「全力で薄目で見てます」のような写真になってしまうんですね。リアルな色を出したくても出ない限界ラインのようなものを感じました。どうあがいてもうまくいかない。

 それに対して右の写真、左では大雑把な線として映っているものが案外繊細な線だったり、色調といいますか階調が豊かになっているようでした。それほどゴチャゴチャといじっているわけではありません。すくなくとも左の写真よりもシンプルなRAW現像です。それでもこの結果。右の写真に映り込んでる白い物体、あれねあれが噂の「絶縁テープの粘着素材」ですね。アホだ……。

 いいレンズを使うより、そこそこのレンズで近寄って撮る!これがいいのかもしれません。欲を言えばPENTAX DA50mmに付けられるMACROが欲しいな……なーんて。お父さーん!!

 それとですね、大きな写真として確認できるようになって気づいたのですが、iPhone5のLEDだと光源が小さすぎる気がしました。明るさにムラが出る。ですので私は後日100円ショップに行きまして、小型のLED照明を購入してまいりました。井筒八ツ橋本舗の箱に入れるとフタが浮いてしまうことが分かったので、弐号機改良しまーす。

ネガ画像に色のある世界を

 さて次回ですが、紆余曲折を経てデジタル化したネガフィルム画像に、Lightroom6を使って色彩を与えていきます。Lr以外のソフトでもできます。RawTherapeeを使って試してみましたが、できないことはありません(私は扱いにくかった)。

【auto】現像してきた【110】

110フィルムの現像

 

PENTAX auto110

 私が110フィルムのポケットカメラ(kodak)を手に入れた頃は、最寄りのヨドバシカメラでも現像をしてくれたと記憶しています。最近は110フィルムが現像できるお店が減り、郵送で現像を依頼するシステムもあるぐらいです。

 郵送の現像代はそこまで高額ではないのですが、往復であれ片道であれ送料がかかってきます。あと単純に、時間がかかる。よくある「スピード現像」まで行かずとも、その日のうちに現像が終わってニヨニヨしながらフィルムを光に透かしたいと思った次第です。

こんなに近くにあったなんて

 横浜駅の西口、相鉄線改札を出たところにある「カメラはスズキ」さん。ひと昔前は昔ながらのカメラ屋さんだった気がするのですが、公式サイトを見ると、なんぞ、オシャレや……。twitterを見てみると、中古のフィルムカメラやレンズが売られていたり(この時点でよだれが止まらない)、フィルムの種類も豊富。そして何よりも、110フィルムの現像をやっていただける!かつ、2時間仕上げ!

 というわけで、PENTAX auto110とkodakポケットカメラで撮った110フィルムを現像に出しました。提示された仕上がり時間は2時間弱。早い……。

カメラはスズキさん散策

フィルムカメラの集会所

 前日の夜、ヤ◯オクと睨めっこしていた某山。110もいいけど、35mmも欲しいな……とね。欲深いですね。だけどカメスズさんにも中古のフィルムカメラがあるはず。だったらお店で手に取ってみようじゃないか!と思って入札を控えたんですよ。お利口さんだな、ふふふ。

 目をつけていたのはPENTAX ME。Kマウントで比較的小型のフィルムカメラです。ヤ◯オクでは安値で落札できますが、ジャンクかジャンクすれすれの品物が多くて不安。カメスズさんのショーケースにMEがありましたが、まあ、完動品ですもんね。高いわ……。貧乏だから4桁で買いたいの……。

 

 でね!フィルム一眼を実際に手に持ったことがなかったんです。ショーケース以外に、手に取れるところにもそれはそれは沢山のフィルム一眼が並んでいます。並んでるっていうか、敷き詰められてるっていうぐらいに沢山あります。辺り一面フィルムカメラ畑。昔のロゴが可愛らしいcanonのカメラを持ってみると、重たい!すごく重たい。でもそれは「うわ、これはダメだ」っていう類の重さじゃなくて「フホホホホ、この重さがたまらんな」という類の重さなんですよ。あと、冷え冷え感。乾電池みたいな冷え冷え感。たまらんです。

 安価なpentaxは少なめな印象。できればpentaxが欲しいので、今回は見送りました。

フィルムもあるよ

 AmazonでLomographyの110カラーフィルム3本セットを買ったんですが、送料込みで¥2400ぐらいだったんですよ。カメスズさんに来れば送料かからないじゃないですか。¥1800ぐらいかな?

 35mmフィルムなんかはちょいと詳しくないので割愛ですが、後述します「ガチャ」に入れるぐらいだから種類は豊富なのでしょう。

ガチャは100円玉5枚です

 ガチャが4台。35mmフィルムが入っているガチャが2台と、マスキングテープガチャ、あとはカメラモチーフグッズガチャです。110ユーザーなのでフィルムガチャは回しませんでしたし、マステもさほど使わない。グッズガチャか……でもどうせ見本のようにいいものは出ないんでしょ?知ってる、それが世の中の摂理だから(遠い目)。

 でもさ、カメスズさんにあるカメラモチーフグッズの棚の前に立ってみると、ここにあるもの、もしくはその類似品が入っているのであれば、何が出てもアタリなのでは?と思うわけですよ。小さいカメラを首から下げたクマのぬいぐるみストラップとかさ、ピアスだのネックレスだの、なんだの。どれも素敵なんだ。

 500円でしょ、大人だから、わたし。500円でしょ?気づけばレジで500円玉2枚を受け取って、ガチャの前にしゃがんでいました。

 ハイ残念、ガチャは100円玉5枚です。というわけでとても決まり悪そうな顔の某山は100円玉10枚を受け取ったとさ。

 キャラに合わないけど欲しいなあと思ったのは、クマのストラップ。あとはキーホルダーがあったらいいなあと思いながら回したところ……。

 神か、わたしが神か?ガチャが神か?神はカメスズさんとクリエイターさんだ!ぬいぐるみストラップは白いウサギのもの。そしてカメラモチーフのキーホルダー……。神か?

フィルム引き取り

 110フィルム1本の現像代は¥650。2本だったので¥1300でした。某山は超絶アホだから、ポケットカメラに入ってたフィルムをauto110に入れ替えたくて、カバンの中を簡易暗室にして入れ替えたんですよ、アホでしょ。全然暗くなかったんでしょうね、4枚ぐらいは感光して真っ白になってました。現像してくださった方はきっと「アホやこいつ」って思ったんだろうな。

ここからが本番です

 現像したネガフィルムをデジタルデータ化します。紙焼きされてしまうと自分の思い通りの色にならないけど、デジタルデータ化できれば「私が見たその時の色」を再現できる。

 次回「自分でやります、はい」は「他に誰がやるんだよ」をお送りします(嘘です、次回はデジタルデータ化についてです)。

フォトブックのススメ

フォトブックを作っていました

 

 ブログが更新できず、歯がゆいです!写真を撮りに行くこともできず、少年野球の卒部記念アルバムを作っていました。

 

 長男が入部するより以前は、スクラップブックを送ったり「新聞」を作ったりしていたそうです。入部1年目は卒部生がおらず、2年目になると卒部生の送り出し会の係ツートップに。まだ2年生の親なのになぜかといえば、卒部生をもつ保護者は祝われる側、下級生に兄弟がいても「卒部生の親」という名札が優先。そうやって考えていくと2学年上のお母さんと私が係をやる羽目に。兄弟が多いチームなので仕方がないですね……。

 

 卒部生から部へ、部から卒部生へ、卒部生から保護者(母)へ贈り物をするしきたりがあると知りました。今まではコレコレこんなものを〜という説明を聞きながら、頭の中は別のことを考えていました。

 その夏、FUJIROCKに行ったときの写真をフォトブックにしたんです。頼んだのはこちらのサイト。

tolot.com

  画像は粗いですがそれもまた味という感じがして、なかなかの好印象でした。間違いに怯えながら写真やテープを切り貼りしてスクラップブックにするよりも、こっちのほうが自由度が高いんじゃなかろうか……。ということでFUJROCKのフォトブックを持参して提案したところ、いいねえ!との返事。

「これだったら一冊作って増刷するだけだもんね」

「え、いや、ひとりひとり違うフォトブックにしようと思ってて。あ、PC使えないとやりにくいから私ひとりで引き受けますんで!」

 

 1人500円。予算範囲内。ということでフォトブックを作り始めたのはこの年でした。ちなみに初めてフォトブックを作ったときの卒部生はなんと9人。9人×64ページ、ほぼ誰の手も借りずにやってのけたのは未だに自慢です。

 

写真を選ぶだけじゃない

 もちろん、写真を選ぶだけでフォトブックができてしまう、その手軽さがTOLOTの売りではあるのでしょう。9人分だって1日で仕上がります。でもそれって温かみがないなと思ったんですよね。スクラップブックならではの手作り感には届かない。なにかないだろうか……。

 

手書きメッセージをつける

 指導者から卒部生に向けて、メッセージをいただくことにしました。スマホで打った文字だってかまわないわけですが、ここは皆様の協力を仰いで手書き限定。A7ほどのコピー用紙を配布して9人それぞれに宛てたメッセージを書いてもらいました。紙を渡すことが難しいレジェンドコーチは、なんでもいいから適当な紙に書いたメッセージを画像にして送っていただきました。

 

顔が見えるメッセージ

 ちょうどこの頃、卒部生最後の試合がありました。試合の写真もアルバムに収めたかったので、父親のPENTAX K5IIを借りたわけですが、ここから一眼レフ沼の奈落に落ち、PENTAX Krを中古で購入。メッセージとともに指導者の写真も掲載することにしました。

 

特技を活かせ

 同人誌を作る世界にいるので、お絵かきソフトはそれなりに使えます。Photoshopは高額で買えないけれどフリーソフトのFireAlpacaならそれなりに使いこなす自信はあったので、思いつくままに編集を始めました。

firealpaca.com

 メッセージは、コピー用紙のスキャン画像をそのまま貼り付けてしまうと、油のシミが写ってしまったりノート用紙を使った方の場合は罫線が見えてしまう。ということでスキャン画像の入出力をいじって黒文字のみ抽出、用意しておいた背景に写真とともに配置。ひたすらこれを繰り返しました。母から子へのメッセージもいただくことにして、同様の作業。卒部生9人の集合写真を撮らせてもらって、そのページはコラージュのように仕上げました。 卒業大会だけは中に扉ページを作り、日時や場所を記載して雰囲気を。

 残ったページは、9人の入部当初から6年生までの写真を少しずつ挿し入れていきました。我がチームには眼レフの魔術師Tコーチがいらっしゃるので事情を話し、今まで共有していただいた写真以外にも画像を提供していただけることになりました。入部当初の写真、ほんっとかわいくてびっくりした。

 送る会間際、ふとした思いつきで卒部生には保護者あてのメッセージを書いてもらいました。私が選んだとっておき画像とともにメッセージをポストカードに印刷して、保護者(母)に贈るプレゼントに同梱しました。

 

卒部生を送る会にて

 今まで誰も作ったことがないフォトブック。受け取った卒部生たちから「すげぇ!」「全員違うの?!」と声が上がり、そわそわした母たちが立ち上がって見せろとせがむ。まあ、なんとも嬉しい光景じゃないですか!まだ監督のありがたいお話が続いているというのにフォトブックを読みふける母たちの姿が未だ画像として残っております。

 後日、ひとりの卒部生の母親から「親戚に渡したいからもう一冊作れないか?」との問い合わせがありました。TOLOTのサーバーにデータが残っているので、再入稿せず増刷が可能なので、即日対応。

 つきなみな言い方ですが、喜んでる顔を見たり、喜んでいる声を聞いたり、人づてに喜びが伝わってくると、どんなに過酷な作業であっても良い思い出に変わってしまうんでですよね。

 ええ、だからその後も、そして今年も作ってるわけです、懲りずに。もう注文しましたよ、TOLOTさん!

 

フォトブックのススメ

 一眼レフで撮ったカリッカリの写真をフォトブックにするなら、やっぱり画像が美しいものが良いわけですが、1冊500円で画質にはこだわらずその時の景色をなんとなく思い返すための本を作るのだとすれば、とてもお手軽です。ステマではありません。お金ももらってません。TOLOT以外にも同じようなサービスが出ていますので、検討なさってください。

 

いつだって月は丸いんだ

スーパーブルーブラッドムーン

PENTAX KP 300mm 1/8sec f/6.3 ISO3200

 2018年1月31日、150年に一度しか観られないと言われているスーパーブルーブラッドームーン」が観測できました。月と地球が接近するスーパームーン、月に2度めの満月ブルームーン、月が赤く見える「ブラッドムーン」、これらが3つ重なるのは非常に稀な現象なのだそう。

 前回この現象が観られたと言われているのは1866年。薩長同盟が成立した年ですね。桂小五郎西郷隆盛がこの月を見たかどうかは知りませんが、昔の人ならば「凶事の前触れ」って言いそう。絶対言うでしょ、ね。

 生きているうちに観られるのは今回が最後! というわけでPENTAX KPにtamron28-300mm F3.5-6.3を装着してダウンを着込んで二階のベランダへ。こういうとき、Helinoxチェア(もどき)が活躍します。以下は本家。寄りかかっても倒れないので、空をみあげているのが苦になりません。フジロックで常用しています。

Helinox(ヘリノックス) チェアワン ブラック 1822151-BK

Helinox(ヘリノックス) チェアワン ブラック 1822151-BK

 

いつもの月が消えていく

PENTAX KP 300mm 1/2000sec f/16 ISO25600

 きっと雲に隠れて見えないだろうと確認もしないまま、寝る前にふと外を見て月が出ているのを知りました。既に月食が始まっていたはずです。灰色の、静かな月が黒い夜空に少しずつ溶けていきます。以前、月の撮影をしたことがありましたが、どんな設定が推奨されていたのかは完全に忘却の彼方。調べている時間も惜しく、ほぼ使ったことがないマニュアル露出モード(M)」で手探りの撮影を始めました。

 確か、月は夜空の中で飛び抜けて明るいから絞りを絞るんだとか聞いたような。暗い方がいいならシャッタースピードも上げる? だけど微かな光も逃したくないからISOを上げてみたり。本当にびっくりするほど手探り。これも訓練。

PENTAX KP L:300mm 1/1000sec f/16 ISO3200 R:1/100sec f/8 ISO6400

 消えていく灰色と反対、黒く見える側には月の形も模様もうっすら見えました。それが儚げで、どうにかして撮りたくて四苦八苦したのですが、設定を変えても変えても黒く写ってしまう。数分後シャッタースピードを下げる」という方法で撮影可能なのだと学びました。行き当たりばったりで。

火の色、太陽の色

PENTAX KP 300mm 1/125sec f/6.3 ISO6400

 月が赤みを帯び始めた頃でした。微かな光を集めるためにはシャッタースピードを下げるのがいいのでは? と思ったんですね。それまで1/1000secとか、何と戦ってるの状態だったので、それをストンと下げてみました。そしてやっと、黒にしか見えなかった部分が月の一部だという証明ができました。学生の頃の病理か生理の教科書に載っていた眼球の写真によく似ているなと思いました。積極的に雰囲気を潰しに行く。

PENTAX KP 300mm 1/8sec f/6.3 ISO3200

 手ブレが気になり、ファインダーを覗くのをやめました。伝家の宝刀バリアングル液晶を伸ばしてライブビューモードにし、ベランダの手すりや自分の膝の上にカメラを置いてシャッターを切る。ついにシャッタースピードは1/8secまで下がりました(トップ画像も同様ですね)。本来であれば三脚を使えばいいのですが、とりつけに時間がかかるので(使い慣れてない)、次回天体ショーまでの宿題とさせてください。

 太陽は地球の裏側にあるはずなのに、なぜ月が赤く見えるのか。習ったはずの知識も使わなければ消えていくんですね。太陽の赤い光は波長が長く、地球の大気の中を進んでも減衰しにくい性質があります。逆に青みを帯びた光は散ってしまいます。そして大気の中を真っ直ぐには進まず屈折を起こし、月に届き、月が赤く見えるのです。場所によっては(中国の方かな?)血のような赤さの月が撮影されていました。その赤さより、月の端にほんの少し見える青色が凄まじく美しかったです。

次はいつ逢える?

 150年後ですよね。私も、私の息子たちもこの日本でスーパーブルーブラッドームーンを見ることはできないでしょう。海外に移住すればチャンスはあるかもしれないですね。超絶寒がり末端冷え性の根性なしが、寒さを忘れて月食を撮影した記録でした。かしこ。

【革】ミニ財布【自作】

ミニ財布を作ったよ

三つ折り小銭入れつき財布完成図

 外出先でふと思ったんですよね。財布、デカいなと。財布に入っているものの中で今日絶対に必要なものの割合を考えてみたところ、9割近いモノが不必要なのではないでしょうか。今日は病院なのに美容院のポイントカードが入ってる。ノリと勢いで美容院に行くことはまず無い。予約しないととても待たされる婦人科の診察券。予約なしで行くわけない。カラオケのメンバーズカードやらなにやら。中には「ひょっとしたら血迷って必要になるかも知れない」ものもあるのは事実です。しかしそれを、支払いの度に鞄から引っ張り出す必要はあるのだろうか。できればすぐに取り出せるポケットに入る小さな財布が欲しい。

 

 その日に必要なカード類と、常備品としてクレカ1枚と免許証とキャッシュカード。それだけ。小銭とお札が入って、でもお札を折りたたまなくてもいい形の財布が欲しい。

 

作るか。

材料

・革

・蠟引きの糸

・革を縫う道具や菱目打ち

・ばねホック

 定規やらカッターやらなどなど

革を切り菱目を打つ

 まず最初に、私は菱目打ちが苦手です。蛇行していますが気にしないでください。

初心者に自信を与える革細工

 お札の大きさプラスアルファの革が2枚必要です。ひとつは最外側で小銭入れを取り付ける側、もうひとつは内側で、カード収納を取り付ける側。あまり硬すぎる革だと重ねて縫うのが辛いので、柔らかめの革にしました。なお、革の種類については詳しくありませんので想像して下さい。外側パーツはお札を出し入れする部分には菱目を打ちません。また、小銭入れをつける部分に菱目を打ちます。内側パーツは短辺2つと長辺1つに菱目打ち、それとカードパーツの短辺を縫い付けるために長辺3か所に菱目打ち。

 カード収納部分には、カードの大きさプラスアルファの革が3枚。両側1枚は長辺1本を残して菱目打ち、真ん中の1枚は長辺のどちらからでも取り出せるように、菱目は短辺のみ。ここは少し硬めの革にしました。革が伸びてカードが落ちやすくなると困るので。

 小銭入れのパーツは4つ。左右に台形パーツ(下底は菱目打たない)、横向き長方形は小銭入れの手前に(長辺ひとつは菱目打たない)、縦長方形は小銭入れの奥側・フタも兼ねます(フタになる部分は菱目打たない)。

 できればこの時点で、小銭入れの長方形パーツ2つ、本体を畳んだときに合わさる部分にばねホックを取り付けておくとあとがスムーズかと思います。私は後からホックをつけたので、色々と詰みました。

 ここまで非常に分かりにくい解説でしたので、時間があるときに図でも挿しこんでおきます。それかコメントで訊いて下さい

小銭入れパーツを取り付ける

完成形しか残っていない

 台形パーツを上下逆さにして、上底部分を小銭入れエリアの左右に縫い付けます。私は縫い代が外に出る形にしましたが、これだと小銭入れが狭苦しい。縫い代は内側のほうがいいかもしれません。続いて横長方形パーツの長辺を小銭入れエリアの手前、縦長方形パーツの短辺を小銭入れエリアの奥に縫い付けます。最後にそれぞれの側面を縫い繋いで小銭入れの完成です。

カード収納とお札入れ

言葉は要らない

 まずは内側パーツにカードパーツを縫い付けます。外側・内側・カードパーツと重なるわけですが、まずは内側・カードパーツのみが重なる部分を縫い合わせます。終わったら3つのパーツを重ねてお札出し入れ口以外を縫い合わせます。これで完成。

小さいってどれぐらい?

お札三つ折りサイズ

 幅が10センチほどでしょうか。各種カードがぴっちぴちで入る幅ですが、緩ければ落ちてしまうのでここは妥協します。お札は余裕で入ります。厚みは結構ありますね。革3枚×3つ折りですので。だけど小さめの鞄やポケットに収納することを考えると、厚みよりも幅を小さくしたかったので満足です。

自分にとってなにが必要なのか考える

 カード収納が沢山あって、小銭が仕分けられて、お札入れは2つあって、そんな財布が高機能財布として売られています。しかしそれが自分にとって高機能なのかといったら、違うかもしれない。場所があればあるだけ物を詰め込んでしまう性格。折角のスペースをデッドスペース化させるのが大得意。私にとって必要なのは、必要なものだけを入れておくスペース。予備なんか作った日には、レシートでも何でも詰め込んでしまいますので。

 初めは自作するつもりはなくて、インターネットでミニ財布を物色したのですが、小銭入れが使い難そうだったりお札は折らないと入らなかったりカードいれが無かったりただの小銭入れだったり、希望に合う形と相応のお値段の財布が見つかりませんでした。譲れない部分を妥協しても、きっと使いにくくて投げ出してしまう未来が見える、私には見える。

 出かけたついでにあのお店にも~ということもありますので、同じく手作りをしたカードケースに入れて持ち歩いています。これは鞄の奥底に突っ込んでおけば、万が一カードが必要になった時に掘り起こせばいい。常に鞄の中のレギュラーとして待機しておく必要のないもの。近所に行く時には持って行く必要のないもの。

doitmyself.hatenablog.com

 この財布を使い始めてから、鞄が軽くなったし、一眼レフを入れても余裕がでてきました。以前使っていた二つ折りの財布はかなり場所を取っていましたので。しばらくはこのミニ財布を使って行こうと思います。後付けしたばねホックがへぼいので、付け替えたいとは思っています。